初めての家・土地の売り方

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不動産を安心安全に売るにはどうしたらよいか?高齢者、シルバー世代の方、不動産売却未経験の方に役立つ参考書。ネットデジタルが苦手な家族を助けたい、支援したい!プライベートなことを相談できる人がいない!信頼できる不動産会社の見つけ方がわからない!失敗したくないので売却の基本知識を押さえておきたい!このような方におすすめです。一般消費者にとって、家や土地を売るという経験は、そんなに多くはなく、ほとんどないと言っても過言ではないでしょう。一生に一度あるかないかという高額なお金が動きますし、「失敗はしたくない」という警戒心も強くなりますから、不安や悩み、心配事など次から次へと湧いてくるのは自然なことです。実は、筆者は、不動産業界の仕事に37年間にわたって携わっており、現在も「不動産売買の専門家」として活動しています。

公益社団法人不動産保証協会県本部の「取引相談員」を20年間、東北地区公正取引協議会の「調査員」を、15年間。

市内の任意団体「土地建物よろず相談室」(市内で活躍する弁護士、司法書士、税理士、土地家屋調査士、一級建築士、行政書士、宅地建物取引士で構成)の創設メンバーとして13年間。

市内の空き家問題対応窓口のNPO法人副理事として5年間、市空き家対策委員として5年間と、多数の消費者の相談に対応させていただいております。

そのような中で、いつも感じていたことなんですが、なんで消費者は「不動産業者に相談に行かないのだろうか?」

市内には300余社の不動産業者が存在しており、近所にも店舗があって、その気になればいつでも相談が可能なはずなのに「どうしてだろう?」

幾人かの相談者にヒアンリングさせていただいた結果、次のような要因が浮かんでまいりました。

・大切な自分の財産のことであるので、警戒心が強くなり、軽々には動けないと考えている

・家・土地の売買に関する経験も知識もほとんど無い。何がわからないのかもわからない。

・プライベートなことなので、他人に相談できないし、安易に相談したくない

・そもそも相談できる人がいないし信頼できる業者も知らない

・インターネットやデジタルはよくわからないし、使ったことがない

そして最後の要因として「不動産業者への相談」には、やはり、「どんな業者なのかよくわからない」「知人もいない」、「売り込まれたり営業されたりするのではないか」、「一度相談すると断れなくなってしまうのではないか」などといった不安感が先に立つので直接店舗を訪問する勇気が持てないとのことだった。

心中、このような状態にあって、とにかく、「公的なイメージ」があり、「安心感」がある「無料相談会」へと足を運ぶ人が出現してくるのだと考えられます。

通常は、相談対応の結果として、相談内容と、それにどのように回答したかをアンケート用紙に記入し保管しています。

あるとき、お客様からのご相談をお受けしていて思い出したのです。

「このご相談はすでに数名様から寄せられていたものとほぼ同じ種類のものだ」

保管してあったアンケートの束を開いてみると、そこに答えが残っていました。

あまり意識したことがなかったのですが、それは、家・土地の売買を専門業としている自分達にとっては、宝の山だったのです。

その後、必要性があり、比較的新しい200余名の相談記録を読み直し、相談テーマごとに分類すると、何と、それは立派な回答集として「参考書」化できるのではないかと気づいたのです。

一度、内容をまとめて参考書化しておけば、いつでも、だれにでも提供が可能になり、お役に立てるのではないだろうか、との考えに至ったのです。

時代が進行したとしても「家・土地を売ること」への、根本的な悩みや不安は、そんなに変化するものではありません。

しかしながら、まだ、内容が断片的で、もう少し充実させなければ、人生経験豊富な高齢者、シルバー世代の方々のお役に立つためには、内容が薄いのではないだろうかと逡巡していたのですが、

ところが、想いは実現するといいますか、その後あるお客様からの相談をきっかけにして、その断片のすき間を埋めることが可能になり、今回の「参考書」作成へとたどり着いたのです。

参考書を読んでいただくことによって、「家・土地を売ること」に関しての不安や悩みから解放され、

安心して安全に目的を達成していただくことが、参考書の最大目的です。